フィリピンの大会に行ったとき送った機材の帰りの通関をフィリピンに同行したY君に頼んで今日してもらいました。
返送された荷物はスポンサーのUPSが運んでくれたので送料その他はかかってないのですが、書類がインボイスすらなくドキュメントに気球(Balloon)の文字すらない・・ 結局日本のUPSにお願いして輸出時の書類をもらい、それを元に税関での通関をお願いしました。 いつもなら自分でこんな作業を行っているのですが、まったく初めてのY君にお願いしてしまい、どうなるかなぁと思ったりもしたのですが、わりとスムースに終わりホッとしています。ごくろうさま! 実は昨日あたりから風邪気味でちとしんどい状態でした。 #
by airspace_balloon
| 2006-03-09 22:05
| 気球一般
熱気球の歴史は200年ちょっと前のモンゴルフィエ兄弟からはじまっていますが、現在のプロパンガスを燃料にし、ナイロンのファブリックで作られた近代熱気球がアメリカの軍関係の研究から始まっていることは余り知られていません。
私が係わっているエアロスター社は今まで余り軍事産業に深く関わっていることをHPなどで公表していなかったのですが、今回HPの改訂に合わせて前面に軍に係わっている部分を打ち出しています。色々な企業戦略の変化もあるのでしょう。 エアロスター社の気球の設計思想、製品グレードの根底は軍事レベルのスペックであることを私自身余り宣伝文句にはしてきませんでした。しかし、これがどれだけの違いがあるかだんだんはっきりと解ってきてもいるのでこれを表に出して行くのも一つの方向かなと思ったりしています。 Aerospace Products, Military Products, Advertising Inflatables, Protective Wear and Hot Air Ballooons by Aerostar International #
by airspace_balloon
| 2006-03-08 23:46
| 気球一般
スカート気球のインフレーション作業を見ていると、時々大きく間違ったインフレ作業をしているチームを見かけます。基本的なスキルさえ飲み込めばとても楽にインフレ作業が行えるのです。小千谷で連続したインフレ作業の画像があったのでまとめてみました。
まずレイアウトし、スカートをたくし上げ開口部を持ってインフレーターで送風します。 ある程度ふくらんだ段階で、スカートをまっすぐ伸ばし、スカートの下端とスカートをさばくためのラインを両サイドのクルーが持ちます。出来るだけパワフルなインフレーターで完全にふくらませると後が楽です。スカートスプリング部分を手でホールドするだけで、足で球皮を踏んだりする必要はありません。汚れますし。 インフレ作業はバーナーのジンバルをほとんど使わないように意識して、バスケットを気球が立ち上がるのに合わせて持ち上げるようにして、バスケットの底からクラウンリングまでが一直線になるようなイメージでインフレ作業をすると最もスムースなインフレが行えます。 時々見かけるバーナーのジンバルの動きに頼った炊きかただと、目線と開口部の中心への軸がズレ、誤った方向へバーナーを炊く可能性がたかくなります。また、立ち上がってきた球皮の開口部に歪んだ力がかかるために綺麗に開口部が開かないので火を炊き込むスペースを小さくしてしまいます。これはスカートに限らずどのようなシステムでも同様です。 また全般に言えることなのですが、クルーが開口部を横に引っ張りすぎるのは良くありません。開口部はバーナーが炊きやすいように丸く出来れば上下方向に巾が取れるように広げるのが開口部のクルーの重要な役目です。 #
by airspace_balloon
| 2006-03-04 23:02
| 気球技術系
最近、気球の値段の話をすると、「何でそんなに高くなっているんですか」と言われることが多いです。
ちょっと簡単に説明すると、気球はほとんどアメリカ、ヨーロッパからの輸入品なのですが、日本以外の国はおおむね消費者物価はここ15年で毎年数%確実にあがっているのに比べ、日本は場合によってはマイナスになっているのです。 統計資料はその統計の取り方で変わりますが、1990年から2005年までの比較で、日本は98%とマイナス、アメリカは184%上昇しているという資料もネットにありました。為替換算などにより数字はかなり変化するので大枠のトレンドとしてとらえなければいけませんが、これぐらいの差があるのです。 更に海外の気球活動は確実に低下しています。気球フライトに係わる保険の高騰、観光フライトなどの規制により通常のフライトがかなり抑制されています。当然フライトしにくくなれば販売機数の低下が起こり、気球メーカーはラインを維持するために固定コストに関する利益を上げるために値上げせざる得なくなります。さらに、2001年のテロ以降、航空関係のメーカーは数倍のPL保険料を払わなければならなくなっています。また、ここ数年の原油価格の高騰が素材となるナイロンファブリックの値段も押し上げています。 これらの諸条件が悪循環となり気球価格がどんどん値上がりしていると言えます。 更に日本の諸物価の安定もしくは低下、経済的な問題で可処分所得が減った私たち日本人には更に高価なものと写っているようにすら思えます。 これから先、気球が今の値段から下がる可能性は非常に小さいでしょう。これからは大事に気球を使っていくのが当たり前になるでしょう。 バブルの時期日本人がお気楽に何でも海外から買えたのが、異常で、今のような状態が普通なのかもしれないですね。 そうそう、輸入品で昔に比べて値段が下がっている物は、以前その輸入業者がぼろもうけをしていたって事です!(笑) #
by airspace_balloon
| 2006-03-02 14:04
| 気球一般
今回私たちのチームは一番若手の紅一点アロエ嬢をパイロットにしてエントリーしていたからこういう打診が来たのかどうなのかは解りませんが・・・で、カメラマンを乗せて飛ぶことになりました。 しかし、取材を受けるかどうかとか勝手に私が決めてしまって(笑)パイロットの彼女の意向はまったく無視だったかも(笑) NHKのクルー オンエアーは来週あたりの新潟ローカルの夕方にオンエアーされる番組だそうです。 新潟方面の人良かったら観てくださいね。 追記:新潟発ふれっしゅ便という番組のようです。放送日はいつだっけ・・???NHK新潟放送局|番組紹介 #
by airspace_balloon
| 2006-02-28 21:03
| 気球一般
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