気球の値段

最近、気球の値段の話をすると、「何でそんなに高くなっているんですか」と言われることが多いです。

ちょっと簡単に説明すると、気球はほとんどアメリカ、ヨーロッパからの輸入品なのですが、日本以外の国はおおむね消費者物価はここ15年で毎年数%確実にあがっているのに比べ、日本は場合によってはマイナスになっているのです。
統計資料はその統計の取り方で変わりますが、1990年から2005年までの比較で、日本は98%とマイナス、アメリカは184%上昇しているという資料もネットにありました。為替換算などにより数字はかなり変化するので大枠のトレンドとしてとらえなければいけませんが、これぐらいの差があるのです。

更に海外の気球活動は確実に低下しています。気球フライトに係わる保険の高騰、観光フライトなどの規制により通常のフライトがかなり抑制されています。当然フライトしにくくなれば販売機数の低下が起こり、気球メーカーはラインを維持するために固定コストに関する利益を上げるために値上げせざる得なくなります。さらに、2001年のテロ以降、航空関係のメーカーは数倍のPL保険料を払わなければならなくなっています。また、ここ数年の原油価格の高騰が素材となるナイロンファブリックの値段も押し上げています。

これらの諸条件が悪循環となり気球価格がどんどん値上がりしていると言えます。

更に日本の諸物価の安定もしくは低下、経済的な問題で可処分所得が減った私たち日本人には更に高価なものと写っているようにすら思えます。
これから先、気球が今の値段から下がる可能性は非常に小さいでしょう。これからは大事に気球を使っていくのが当たり前になるでしょう。

バブルの時期日本人がお気楽に何でも海外から買えたのが、異常で、今のような状態が普通なのかもしれないですね。

そうそう、輸入品で昔に比べて値段が下がっている物は、以前その輸入業者がぼろもうけをしていたって事です!(笑)
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by airspace_balloon | 2006-03-02 14:04 | 気球一般
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