気球のパイロットトレーニングを行う場合、機材の配置や、作業の内容について一連の流れとしてその操作や、設定について何も説明がないまま、作業するやり方をパターンとして教えてしまう事例が結構ある。
自分もいろいろなところでトレーニングをしたりすることが以前は多かったが、ある種決まりのように教え込まれているトレーニング生に遭遇してその意味につぃて尋ねると、そうインストラクターに教えられたから、としか答えられない事例に多く遭遇している。 インストラクションを行う場合多くのことを一度に教えきれない部分もあり、どうしても初期の段階ではパターン化した操作やセッティングで教えざる得ないことが多いのも否定できない事実なのではあるが、基本的にそのように操作したり、セッティングしたりすることの意味についてできる限り説明する必要があると思う。インストラクター自身が、そのようなパターン化された操作やセッティングしか教えられていないために、そのことについて知らないという事例も実は結構多いのも否定できない事実なのだが・・・・ 今まで何度か遭遇した事例の一つがバスケット内のシリンダー(燃料タンク)の配置と、そのマネージメントに関する部分だ。どのように配置し、インフレに使う場合の使用方法、どのように使っていくか、交換するタイミング、など、ごく初期のトレーニングから関わることもあり、パターン化した手法で教えられている場合が多い。しかし、燃料マネージメントは、パイロットにとってとても重要なことで、それについて必ず論理的裏打ちを与えたトレーニングがされなければならないと、強く思うことが多い。 なかなか現場での短時間のトレーニングの中でこれらをこなしていくことは難しいのだが、フライト後のコーヒーを飲みながらの時間にでも、意図的にそういう部分について説明とトレーニング生の理解度のチェックをしていく必要があると思うんだが・・・
by airspace_balloon
| 2010-11-22 16:18
| 気球一般
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